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RegeNephron株式会社を設立しました。


京都大学iPS細胞研究所教授の長船健二が取締役に就任
iPS細胞を活用した腎臓の再生医療と腎障害の治療を目的とした
バイオテクノロジー企業
RegeNephron株式会社設立のお知らせ


腎臓疾患の再生医療および腎障害の治療を目的としたRegeNephron株式会社(京都市左京区 代表取締役 石切山俊博/以下、RegeNephron<リジェネフロン>)は2019年9月20日をもって設立の運びとなりましたので発表いたします。

【設立の背景】
近年、医薬品や医療技術の進展はめまぐるしいものがありますが、腎臓疾患については例外と言わざるを得ません。腎臓はいったん壊れると症状が進行していく一方で、自身では修復することができません。現在でも腎疾患の根治的な治療薬や有効な進行抑制薬は少なく、重症化すると透析治療と移植以外に有効な治療法がないため重要な医療問題になっています。また透析治療の医療費は年間1.5兆円にも上り、国家の財政を大きく圧迫しております。

【京都大学iPS細胞研究所長船教授の「腎臓の再生医療」に関する研究開発】
弊社の創設者の一人で取締役でもある京都大学iPS細胞研究所教授の長船健二は出生後の生体内に存在しないネフロン前駆細胞を胎生期の腎臓から始めて同定し、iPS細胞からの高効率の分化誘導に成功しました。また、このネフロン前駆細胞を腎疾患のモデルマウスに移植することで腎障害の軽減と腎線維化の抑制を初めて示しました。
RegeNephronは長船教授の研究成果を実用化することを目指して設立されました。弊社はネフロン前駆細胞以外にも多数の事業化製品候補を有し、研究開発と生産に特化した腎疾患治療領域のグローバルなスペシャリティファーマの確立を目指し、邁進してまいります。

【会社概要】
RegeNephron株式会社
代表取締役:石切山俊博
取締役:石切山俊博/長船健二/杉本俊二郎
住所:京都府京都市左京区聖護院川原町53
京都大学大学院医学研究科
メディカルイノベーションセンター棟
事業内容:再生医療医薬品、医療機器等の研究開発・生産・販売

【代表取締役社長・石切山俊博 プロフィール】
グラクソスミスクライン(GSK)にて常務取締役財務本部長兼事業開発担当役員、経営企画本部長として合併後の企業を成長に導いた。その後グラクソスミスクライン(GSK)と第一三共(株)の合弁会社ジャパンワクチンを設立し共同CEOとしてワクチン市場の拡大に貢献した。医薬品会社とバイオ企業の経営と会社設立の経験を持つ。
現職 :JCRファーマ社外取締役、GSK監査役

【取締役 兼 京都大学iPS細胞研究所/教授 長船健二 プロフィール】
京都大学医学部を卒業後、腎臓内科医としての勤務を続けながら再生医療の研究を東京大学、ハーバード大学、京都大学iPS細胞研究所で実施している。主な業績はネフロン前駆細胞の初めての同定、ヒトiPS細胞からの中間中胚葉の高効率の分化誘導と腎細胞と三次元の腎臓組織の初めての作製、ネフロン前駆細胞の移植により腎疾患モデルマウスの腎障害が軽減することを初めて示した。腎臓再生医療の先駆者でありRegeNephronの創設者である。
現職:京都大学iPS細胞研究所増殖分化機構研究部門(長船研究室)教授

【本件に関するお問い合わせ】
広報担当 山口(管理本部)
TEL:075-285-1002
E-mail:info@regenephron.com