令和7年度京都府『産学公の森』推進事業に採択されました
この度、リジェネフロ株式会社(本社:京都市、代表取締役:森中紹文)は、令和7年度京都府『産学公の森』推進事業(Ⅲ 本格的事業展開コース)に採択されました。
採択テーマ: iPS細胞を用いた肝硬変に対する再生医療の開発
詳細: https://www.ki21.jp/subsidy/kobo-r7-mori/
リジェネフロは、iPS細胞由来ネフロン前駆細胞(iNPC)による慢性腎臓病の細胞療法をはじめ複数のパイプラインの研究開発を進めております。そのノウハウを生かし、京都大学iPS細胞研究所 長船研究室が確立したiPS細胞由来肝細胞(iHLC)作製技術を活用して、肝硬変治療の再生医療等製品の開発・製造承認を目指しています。
肝硬変は、慢性的な炎症により肝細胞が障害され、肝臓全体が線維性組織に置き換わり肝機能が低下する病態であり、慢性肝疾患の終末像と位置づけられます。日本国内の患者数は約45万人以上、世界全体では約1億2,000万人とされ、日本における肝硬変による死亡者は年間17,000人以上、世界では年間140万人以上にのぼると推定されています。また、肝硬変は肝がんへの進展リスクが高く、日本のがん死亡のうち肝がんは男性で約7%(第5位)、女性で約5%(第7位)を占めています。現時点で根本的治療法は確立しておらず、その克服は極めて大きな社会的意義を有します。
この社会的課題の解決に向け、リジェネフロはiHLC作製技術を活用し、京都府の『産学公の森』推進事業のご支援を通じて、肝硬変治療の再生医療等製品の実用化および社会実装に向けた研究開発を加速してまいります。
【本件に関するお問い合わせ】
リジェネフロ株式会社
広報担当:岩村
TEL: 075-744-6858
E-mail: info@regenephro.co.jp